SDGsとオーラルピースプロジェクト

2015年9月の国連総会で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs・エスディージーズ)とは、国連の持続可能な開発のための国際目標であり、17のグローバル目標からなります。

SDGs以前の2012年に、「革新的な歯磨き・口腔ケア製品で障害者の仕事創出」・「ビジネスと福祉の融合」・「社会性と経済性の両立」を掲げ生まれたオーラルピースプロジェクトは、営利企業としての慈善活動ではなく、本業による持続可能な社会的課題の解決の道を拓いて参りました。

日本の産学官の技術革新による、飲み込んでも安全な食品成分100%、ケミカルフリー、プラントベース、生分解性100%の歯磨き・口腔ケア製品により、

「地域における障害者の仕事創出による貧困解決」、「高齢者の健康寿命の伸延による介護負担・コストの低減」、「環境配慮型製品による地球環境の保護」、「災害被災地支援活動」などについて、志を同じくするパートナーとともに推進、その活動は世界中に広がっています。

オーラルピースプロジェクトのSDGsへの取り組み
貧困をなくそう
No Poverty

貧困をなくそう

No Poverty
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ

オーラルピースプロジェクトでは、1ヶ月間働いた工賃が平均1万5千円という収入の低い全国の働く障害者の実態に、障害者を家族に持つ当事者の視点から将来に不安を持ち、本業を通した全国での仕事創出と収入向上の取り組みを進め、全国数千人におよぶ障害者の仕事創出を実現して来ました。

また、経済的自立が難しい障害者の親亡き後問題も当事者にとっては大きな課題であり、成年後見団体等との連携において、社会的課題の解決への取り組みを試行錯誤しながら進めています。

すべての人に健康と福祉を
Good Health and Well-Being

すべての人に健康と福祉を

Good Health and Well-Being
あらゆる年齢のすべての人の健康的な生活を確保し、福祉を推進する

オーラルピースプロジェクトは、九州大学を始め日本の国立研究機関との連携で発明された、口腔内のトラブル原因菌を殺菌しながら飲み込んでも安全成分の、

赤ちゃんから高齢者まであらゆる年齢の健康を気遣う方、闘病者や障害者が使える安全な歯磨き・口腔ケア製品により、世界の人々の健康、また新型コロナウイルス時代の世界中の方の感染予防ケアを推進。

また宇宙での任務に従事する宇宙飛行士の健康や人類の発展に寄与する宇宙用製品の研究開発に取り組んでいます。

質の高い教育をみんなに
Quality Education

質の高い教育をみんなに

Quality Education
すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

オーラルピースプロジェクトでは、国際NGOを通した海外の子供たちへの教育支援活動をはじめ、国内の小中学生および大学等での授業において、

プロジェクトを通したSDGsへの取り組みや社会的課題の解決のための社会起業、持続可能なソーシャルベンチャーについての事例紹介などを積極的に行い、教育を通して社会の問題を解決する取り組みを推進しています。

ジェンダー平等を実現しよう
Gender Equality

ジェンダー平等を実現しよう

Gender Equality
ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う

オーラルピースプロジェクトは、性別・年齢・国籍・人種・障害の有無にとらわれない多様性のあるメンバーにより運営され、ジェンダー平等や差別のないチーム編成を目指しています。

多くの女性が活躍する場は平等にあり、それぞれの個性や能力を活かした活動ができる場を尊重しています。

そして子供たちの世代においても誰にでも開かれた未来を必ず約束するチームビルディングを目指しています。

安全な水とトイレを世界中に
Clean Water and Sanitation

安全な水とトイレを世界中に

Clean Water and Sanitation
すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する

気候変動の影響による水不足は世界中で深刻な問題となっています。水不足を緩和するためには、森林や山地、湿原、河川など、水関連の生態系の保護と回復が欠かせません。

オーラルピースプロジェクトでは、日本発のグリーンテクノロジーによる、飲み込んでも安全で水の消費量を抑える、Co2の排出を抑える、排出されても100%生分解され微生物生態系に影響を与えない、石油由来のケミカル原料を用いない、化石(石油)原料を用いない、

トレーサビリティの高いサステナブルなプラントベース原料による、環境配慮型の革新的な歯磨き・口腔ケア製品を世界に広め、安全な水と衛生を確保することを推進しています。

働きがいも経済成長も
Decent Work and Economic Growth

働きがいも経済成長も

Decent Work and Economic Growth
包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する

オーラルピースプロジェクトは2012年、障害者のディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を達成することを目標として生み出されました。

社会有用性と市場競争力の高い製品・イノベーションを、サステナブルな障害者の仕事・収入につなげるべく、また一人一人がその個性を活かして働きがいや生きがいが得られ、尊厳のある生活ができるような取り組みを推進しています。

また、外箱や販促物などを積極的に障害者就労施設から購入する「チャレンジトレード」、そして植物原料や生産材ににおいても世界の生産者からの「フェアトレード」を積極的に行ない、サステナブルで働きがいのある人間らしい仕事の実現に向けて取り組んでいます。

産業と技術革新の基盤をつくろう
Industry, Innovation and Infrastructure

産業と技術革新の基盤をつくろう

Industry, Innovation and Infrastructure
強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る

新たな技術革新は、経済面と環境面双方の課題の持続的な解決策を見出すうえでも重要となっています。

オーラルピースプロジェクトでは、歯磨き・口腔ケア製品分野にも、日本の国立機関による科学的研究とイノベーションをもたらすことで、持続可能な新しい時代のグリーンでクリーンな新産業を推進、100年後の地球や人類にとって有用性の高い研究・技術の創出に取り組んでいます。

また、本業において障害者の仕事を生み出す持続可能なビジネスモデル・インフラを世界に展開し、地球や人類全体の普遍的な社会課題の解決を目指して取り組んでいます。

人や国の不平等をなくそう
Reduced Inequalities

人や国の不平等をなくそう

Reduced Inequalities
各国内及び各国間の不平等を是正する

オーラルピースプロジェクトは、企業の営利追及後の利益の分配による寄付モデル・CSR・慈善活動ではなく、働く障害者と利益をシェアするCSV(Creating Shared Value)モデルの事業です。

それぞれの出来ることと個性を持ち寄り、共に働くことで経済的な成功を多くの人と分配し皆で豊かになる、またそれぞれが人生や仕事に挑戦し、不平等や格差を無くすことを目指すプロジェクトです。

この事業を世界に広め、多くの人々のエンパワメントにより国内そして世界の不平等を是正する取り組みを行なっています。

つくる責任つかう責任
Responsible Consumption and Production

つくる責任つかう責任

Responsible Consumption and Production
持続可能な生産消費形態を確保する

経済成長のために人類の健康や地球の自然環境を無視した生産や消費が続けられる時代は終わりを迎えました。

ガソリン車の未来と同じく、これまで100年間の産業は役目を終え、ケミカル製品から健康や環境に負荷のないグリーンテクノロジーによる新産業への世代交代が急速に進んでいます。

オーラルピースプロジェクトでは、難分解性のケミカル物質や合成殺菌剤等を、生分解性の高い人体にも環境にも優しい天然抗菌剤等に置き換え、

また製品パッケージはリサイクル可能な環境に配慮した容器や再生可能エネルギーを積極的に採用、いち早く2014年よりカーボンニュートラルに取り組み、

さらに啓蒙活動により消費者リテラシーを高め、この先100年後も、子供たちの世代にも美しい地球が残せる、責任ある環境配慮型製品の生産と消費の変革に取り組んで参ります。

気候変動に具体的な対策を
Climate Action

気候変動に具体的な対策を

Climate Action
気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る

地震や津波、台風、洪水など気候変動は深刻な影響を私たちに与えています。特に島国である日本の災害は他よりも深刻です。私たちが今すぐ対策を講じなければ、取り返しのつかない結果となる可能性があります。

オーラルピースプロジェクトは、飲み込んでも安全成分の歯磨き・口腔ケア製品による災害・防災・緊急支援活動だけではなく、根本原因である気候変動への対応としてCo2排出を抑える製品の開発・提供に取り組んでいます。Co2排出過多製品による災害被災地支援は矛盾を抱えています。

すべては解決できないですが、少しでもアクションを起こすことが、10年後、100年後の地球に住む私たちには大切な事と考えています。

海の豊かさを守ろう
Life Below Water

海の豊かさを守ろう

Life Below Water
持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する

世界の約70億人が毎日、水辺の微生物が食べられず生分解できない、また微生物自体を殺菌してしまう難分解性の合成殺菌剤やケミカル物質を使用・排出することは、水質や環境、海洋資源の保全や海産物など食物連鎖で頂点に立つ人類の食べ物や健康にも大きな影響をもたらすと考えられます。

100年後の地球と人類の未来を考えれば、今こそ変わらなければならない時期が来ています。

オーラルピースプロジェクトでは、自然界で分解されるまで数百年かかるといわれるシリコーンなどのケミカル物質は不使用、最先端のグリーンテクノロジーにより生分解性100%の製品を研究開発。

また水の消費量を抑える技術を開発、河川および海洋微生物生態系に影響を与えない、生分解性の高い製品が人類を救うと信じ、研究者が膨大な時間とコストをかけて地球と人類の未来と、科学の最先端に挑戦しています。

陸の豊かさも守ろう
Life on Land

陸の豊かさも守ろう

Life on Land
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する

人間の生命と生活は海洋だけでなく、陸地にも支えられています。森林や湿地、乾燥地、産地などの陸上生態系を保全し、砂漠化を食い止め、自然の生息地と生物多様性の損失を軽減するためには、今すぐ対策を講じなければなりません。

オーラルピースプロジェクトでは、世界で初めて登山・アウトドア用の歯磨き・口腔ケア製品を開発し、自然環境に吐き出しても微生物により生分解される製品の研究開発に取り組んでいます。

また原料には極力農薬を用いず有機栽培された植物原料を用いることで土壌汚染を低減する取り組みを行なっています。また地球環境の微生物生態系の保護だけでなく製品開発に動物実験は行わず、クルエルティーフリーに取り組んでいます。

パートナーシップで目標を達成しよう
Partnerships For The Goals

パートナーシップで目標を達成しよう

Partnerships For The Goals
持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

オーラルピースプロジェクトは、様々なメンバーが集まりパートナーシップのもと世界中に展開している事業です。

一人でできるプロジェクトではなく、世界中の有志と共に歩んでいるプロジェクトとなります。それは人類共通の普遍的な社会課題や家族が持つ課題、個人が持つ課題などに共感し合った、性別や年齢、国籍や人種、肌の色や思想を超えた人間愛の中で生まれたパートナーシップです。

皆様もオーラルピースプロジェクトに参画いただき、素晴らしい未来を共に歩めましたら素晴らしいと考えております。