高齢化社会の中で、介護負荷やコストの軽減、健康寿命の延伸、障害者支援など多角的な社会課題解決を目指す取り組みが評価、新設の、今後の社会課題解決への大きな貢献が期待される取り組みを対象とする「奨励賞」を受賞いたしました。

https://www.jst.go.jp/ristex/sdgs-award/

科学を支え、未来へつなぐ
例えば、世界的な気候変動、エネルギーや資源、感染症や食料の問題。私たちの行く手にはあまたの困難が立ちはだかり、乗り越えるための解が求められています。JSTは、これらの困難に「科学技術」で挑みます。新たな価値を生み出すための基礎研究やスタートアップの支援、研究戦略の立案、研究の基盤となる人材の育成や情報の発信、国際卓越研究大学を支援する大学ファンドの運用など。JSTは荒波を渡る船の羅針盤となって進むべき道を示し、多角的に科学技術を支えながら、安全で豊かな暮らしを未来へとつなぎます。JSTは、科学技術・イノベーション政策推進の中核的な役割を担う国立研究開発法人です。

詳細は以下をご覧ください。

オーラルピースがJST「STI for SDGs」奨励賞を受賞 株式会社トライフ(横浜) オーラルケア製品・歯科業界で初の快挙
https://oralpeace.com/news/news-news/38245

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株式会社トライフという社名について皆様への混乱のお詫び
https://trife.co.jp/news/1426/

 

2025年度「STI for SDGs」アワード 受賞取り組みの決定について

JST(国立研究開発法人 科学技術振興機構)は、2025年度の「STI for SDGs」アワードの受賞取り組みを決定しました。

本アワードは、科学技術・イノベーション(Science, Technology and Innovation:STI)を用いて社会課題を解決する日本発の優れた取り組みを表彰することで、当該取り組みのさらなる発展や同様の社会課題を抱える国内外の地域への水平展開を促し、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)の達成に貢献することを目的として、2019年度に創設したものです。

第7回となる今年度は、2025年5月9日(金)から7月16日(水)まで公募を行い、外部有識者などから構成される選考委員会による書類および面接審査を経て、文部科学大臣賞1件、科学技術振興機構理事長賞1件、優秀賞4件、奨励賞4件、次世代賞2件の受賞取り組みを決定しました。

表彰式は、2025年10月25日(土)にお台場で行われるサイエンスアゴラ2025にて開催します。

株式会社トライフ、株式会社優しい研究所、九州大学

団 体 名:株式会社トライフ、株式会社優しい研究所、九州大学

取り組み名:乳酸菌バクテリオシン、ナイシンを利用した安全な口腔ケア剤の開発と事業化

<取り組み概要>
産学連携による乳酸菌由来の抗菌ペプチド、ナイシン A を活用した、飲み込んでも安全で環境負
荷も低い口腔ケア製品を開発。高齢化社会において健康寿命の延伸と介護現場の負荷軽減を図って
いる。製造・販売においては障害者の仕事創出にも挑戦している。

<受賞理由>
本取り組みは、産学連携による乳酸菌抗菌ペプチドの研究の成果を活用した革新的な口腔ケア製
品の開発と、その事業を通じた障害者支援モデルを構築したものである。口腔内トラブルの原因菌
への効果がありながら、飲み込んでも安全かつ環境にも優しいナイシン A を使用した口腔ケア製品
「オーラルピース」を開発・販売し、介護負担の軽減に貢献している。また、その事業を通した障
害者の仕事創出にも挑戦しており、各施設に適した持続的な活動として継続されている。選考にお
いては、ユニークな着眼点と、家族が直面する課題を自らの専門性を生かして解決しようとするス
トーリー性が高い取り組みである点が高く評価された。
高齢化が進む社会の中で、介護にかかる現場の負荷やコストの軽減、健康寿命の延伸、障害者支
援など多角的な課題解決を目指す取り組みとして、SDGs 目標 3 のほか、目標 6、8、9、12 達成
への貢献につながるとともに、他の目標達成を著しく損なうことのない活動として、奨励賞にふさ
わしいと判断された。

 

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