オーガニックコスメブランド

ソーシャルブランド コーズブランド エシカルコスメ フェアトレード化粧品

 昨晩と今夜は、新しいブランドづくりのアウトプットに集中していました。   セルザチャレンジとしてブランドプロデュースに参加させていただいている、国際NGOシャプラニールがJETROの支援を受けて開始した新たなプロジェクト。   ネパールとバングラデシュの貧困状態にある女性によるアーユルヴェーダソープブランドの立ち上げです。   単なる労働コストの低い国から製品輸入するフェアトレードではなく、支援から取り残された貧困状態にある個々の女性たちの仕事を具体的に作り出していく、顔の見えるリアルなフェアトレードプロジェクト。    昨年の夏からマーケティング戦略策定とブランドづくりに着手、秋に現地に入りブランドコンセプトや製品開発を進めてきました。      昨晩は久々に半徹でカタログやプロダクトまわりのコピーライティング、今夜はメンバーで集まり校正やカタログへのデザイン落とし込みというアウトプットの詰めを行いました。  みんなの頑張りで、手前味噌ですが、新しい時代のソーシャルブランド、フェアトレード化粧品、エシカルコスメとして注目されるブランドができたと思います。ブランド名は「She with Shaplaneer」。2月のギフトショーでデビュー予定。どうぞよろしくおねがいいたします。She with ...

2011/1/8|Categories: オーガニックコスメブランド|

ビオファジャパン・オーガニックEXPOにてオーガニック・自然化粧品についてのセミナーを行います

    9月の21日・22日・23日に東京ビッグサイトで行われる、ビオファジャパン・オーガニックEXPOにて、オーガニック・自然化粧品についてのセミナーを行います。ビオファジャパン・オーガニックEXPOは世界最大のオーガニック・ナチュラル製品の展示会です。日本10周年の今年は出展者数も最大となり、規模も大きくかなり充実したものになりそうです。http://www.biofach.jp/  というわけで、自分もオーガニック・自然化粧品のセミナーを行うことになりました。 題して、『オーガニック・自然化粧品市場の現状と次の一手について』。内容は、オーガニック・自然化粧品ビジネスの現状や成分・認証などについて、薬事法などに関する問題点をご紹介するとともに、今後の市場トレンドやマーケティングのポイントなどを話すという感じです。http://www.biofach.jp/ja/seminarlist02.php  実際には、オーガニック化粧品の問題点や薬事法でのグレーな部分、海外市場と日本市場の違いなど、皆が知らない割とリアルなお話をしてみようと思います。 今まで、化粧品のビジネスについては執筆と実際のコンサルティングのみで、不特定多数の人の前でお話しすることは躊躇っていましたが、今回初めてやってみることにしました。当日、会場にだれもいないと寂しいので、よろしければぜひお話をききにきてください!スケジュールは、9月22日(水) 15:15~16:15場所は、東京ビッグサイトの東4ホールその他、世界中のオーガニックコスメのお試しコーナーや無料セミナー、会場での製品格安販売、ガイドブック先着500名への無料プレゼント、オーガニックワインの試飲に試食など内容は盛りだくさん。次の日は祝日!事前オンライン登録で入場無料です。http://www.biofach.jp/ja/registration/  どうぞよろしくお願い申し上げます!!  

2010/9/10|Categories: オーガニックコスメブランド|

オーガニック・自然化粧品を取り巻く市場環境⑥ オーガニック・自然化粧品の今後チャネルの拡張性

(昨年のビオファ・オーガニックEXPOのガイドブックに寄稿した文章をここでもご紹介してみようと思います。)    ⑥大きな市場での挑戦と今後の可能性本物のみが成功できる時代に  オーガニック・自然化粧品の市場は伸びているといっても、2兆円を越す日本の化粧品市場から見れば各社の売上げを合計してもほんの小さなものである。  しかし、時代の流れはナチュラル志向に向いており、それが逆行するということはあまり考えられない。  今後、この大きな市場で、多くのプレイヤーが力をあわせながら競争し生き残っていくことになるが、各社様々な課題を抱えながら真摯にスピードを持って取り組んでいく必要がある。  後数年で、オーガニック・自然化粧品というものは、一般化粧品と境目がなくなりごく当たり前のポジションになっているものと考えられる。   現在は、時代の一つの最先端を進んでいるオーガニック・自然化粧品を扱う企業も事業の本質を見つめ、多くの中から一歩抜き出る動きをとっていく必要がある。   これからは、今までのようにニッチマーケットでの限られたプレイヤー同士の勝負というわけにはいかない。   また競争は国際間となっており、今までのように海外で売っているブランドを日本市場に持ち込んだだけで、必ずしも日本市場での成功を得られるものではない。   消費者もバイヤーも目が肥えてくれば、目新しさだけでは動かすことが出来ず、ブランド・製品の真価が問われていく時代となるであろう。   ブームとなった日本市場においてはもはや数多のブランドが市場にあり、今後もあるブランドの成功を追いかける新しいブランドが限りなく増え続ける。  この激しい競争の中で勝ち残っていくためにはしっかりとした戦略の立案と実行が成功のために不可欠なこととなる。ターゲット、ニーズ、独自能力を軸とした商品・ブランドコンセプトの明確化、伝えるためのコミュニケーション戦略、そして消費者に届けるために最適なチャネル戦略と、付加価値を生み続けるブランドマネジメント等々。  これらを社内外のパートナーと組んでじっくりと考え、それぞれの打ち手をオーケストラの指揮のようにタイミングよく繰り出していける企業・ブランドのみが大勢の中から抜け出し、輝きを放つことができる。  そして限りなく大きいこの市場で、同カテゴリー市場が急激に拡大している分、自社の成功も非常に大きいものとなるであろう。オーガニック・自然化粧品を取り巻く市場環境 おわり

2010/2/23|Categories: オーガニックコスメブランド|

オーガニック・自然化粧品を取り巻く市場環境⑤ オーガニック・自然化粧品の今後チャネルの拡張性

  (昨年のビオファ・オーガニックEXPOのガイドブックに寄稿した文章をここでもご紹介してみようと思います。)  ⑤オーガニック・自然化粧品の今後チャネルの拡張性最近は、冒頭でも述べたとおり新たなブランドや製品の市場参入が続いている。  植物原料でありながら、化粧品としてアンチエイジングなどの機能性を訴求した製品や、真面目で新しさや面白みのない製品の多かったオーガニック・自然化粧品の中で異彩を放つ新しいブランドなどである。  そして、それらは日々プレスリリースされて雑誌に掲載され、日本で自然化粧品類を扱う店舗のバイヤーなどに紹介されお店に並んでいく。  その中で、今日本のオーガニック・自然化粧品売場は混沌とした状況になりつつある。  日本の市場において、オーガニック・自然化粧品を扱う売場は現状では数が限定されている。  直営店を出せる資力とラインナップのあるブランド以外は、百貨店の一部のセレクトされたコーナー、オーガニック・自然化粧品のセレクトショップ、一部の雑貨店やアパレルショップ、そして通販などにて取り扱われている。  その限られた売場に、新規参入のブランドと会社の営業が殺到している。そして、売場には多種多様な製品が溢れ、並べる場所がなくなってきている。   現在は、海外ではスーパーマーケットのセルフ棚で大量に売られているブランドが「舶来品」として、また日本では高級ラグジュアリーブランドと位置づけてプロモートし、百貨店やセレクトショップの棚で美しく飾られ売られている。   オーガニック・自然化粧品が従来までの珍しいものでなくなりつつある今後、内外価格差と同じようにそれぞれのブランドの本来のステージに合わせた、本国でのチャネルと同じような日本のチャネル展開に近づいていくものと思われる。   今後日本に流入し続ける多くのブランドはその本来のステージに合わせて、海外でもセレクトチャネルで扱われているものは日本でも同じようなセレクトチャネルで展開され、海外では量販店で展開されているブランドは今までの限られた日本のセレクトチャネルの枠を超えて欧米と同じように日本でもドラッグストアやスーパーのような量販店への展開に活路を見出していくものと考えられる。つづく

2010/2/22|Categories: オーガニックコスメブランド|

オーガニック・自然化粧品を取り巻く市場環境④ 世界のオーガニック認証についての動向統合と新規設立

  (昨年のビオファ・オーガニックEXPOのガイドブックに寄稿した文章をここでもご紹介してみようと思います。)④世界のオーガニック認証についての動向統合と新規設立最近の欧米各国のオーガニック認証団体では、統合と設立の2つの動きがある。統合とは、各国を代表するフランスのECOCERT(エコサート)、イタリアのICEA(イチェア)、ドイツのBDIH、イギリスのソイルアソシエーションなどが、COSMOS(コスモス)という国際統一基準に統合しようという動きである。  様々な認証団体ビジネスも乱立する中で、消費者としてはマイナーな団体の信用性は分からないことがあり、ある団体の「オーガニック認証付」ということでは品質基準について安心できないということがあった。   各国で生産された製品が欧州内を流通するに当たり、しっかりとした大手機関による統一基準で品質が担保されるということは消費者の観点からしてみれば非常に良いことと考えられる。   一部のブランドでプロモーション要素的に、オーガニック認証機関の認証原料を一部使ってオーガニック製品と訴求しているものも存在するが、消費者の観点から言えば紛らわしく誤解を生むことになる。  それならば、堂々と製品としてオーガニック認証を取得することが消費者にとってはわかりやすい判断基準となるだろう。   化粧品メーカーにとっては製品への認証取得には外注コストがかかり自社利益を圧迫することになるが、オーガニック化粧品とウリにする以上は消費者への品質の担保のための企業努力として、認証取得と信頼の提供に真摯に取り組んでいくことが望まれる。        一方で、新たな認証団体の設立について。  欧州ではこのオーガニック認証活動が一つのビジネスとなっており、メーカーにとって外注コストがかかることが背景にある。   オーガニック認証団体は、第3者機関として申請製品や生産設備の検査などを行い、製品に自団体のマークを付与し消費者への品質の高さを担保する。   その代わりに、認証料などを化粧品メーカーから貰うという商売を行っている。  その中で、認定機関より歴史のある化粧品メーカーなどは、認証には外注コストもかかり今までそれら認証を取得しない傾向にあった。   しかし、世の中の流れ的に消費者に対して自社製品の品質を第三者に担保してもらうというプロモーションが有効ということになり、数社のメーカーが組んでメーカー寄りの認証団体を作るという動きがある。   ドイツの老舗メーカー数社が発起して作ったNATURUE (ナトゥルー)などである。   この認証では、メーカーが生産時に使うオーガニック認証付の精油や油脂、芳香蒸留水などの原料を使う量によって製品に1から3の星がつくというもの。   マッサージオイルなど認証がつけられる油分の多いものは星が3つ、認証がつけられない水や界面活性剤などの多いシャンプーなどは星が1つ、精油原料会社や精油をもちいた製品作りが得意なメーカーの製品には星が多くなっている。   日本でもいくつかのオーガニック認証機関が設立され、サービスを提供しはじめている。   今後オーガニック認証機関に求められるのは、企業プロモーションの外注としての認証やメーカーが使った原料のありがたみ訴求のための認証に加え、消費者の視点に立った基準の設定と独立性・公平性を持ったパブリックな団体の運営管理が必要になると考えられる。つづく

2010/2/21|Categories: オーガニックコスメブランド|

オーガニック・自然化粧品を取り巻く市場環境③ 日本市場に存在する問題点 2.内外価格差

(昨年のビオファ・オーガニックEXPOのガイドブックに寄稿した文章をここでもご紹介してみようと思います。)③日本市場に存在する問題点  2.内外価格差  オーガニック・自然化粧品についてこの日本市場の存在する問題点として、内外価格差が挙げられる。  内外価格差とは、海外市場での価格と日本市場での価格の乖離のことをいうが、オーガニック・自然化粧品については、海外現地価格の1.4倍、さらには2倍以上の価格にて日本市場で販売されている製品もあり、その価格差は大きくなっている。  輸送費やその他経費、また日本の流通経路の多段階性という特性もあるが、国際化社会の進展の中、その他の消費財などの内外価格差については是正されてきている現状である。  海外貿易の歴史と過去の事例を紐解けば、海外で新たに作られた製品は「舶来品」として日本では珍重され高い価格で売買されてきた。   現状、海外で新たに生まれ日本市場には珍しいオーガニック・自然化粧品は「舶来品」としてのステージにあると考えられるが、今後は日本の消費者に対しても海外市場と同等価格での販売という消費者への利益提供が望まれていくと考えられる。  そして、インターネットの進展や海外旅行の普及で消費者も海外製品の現地価格をより簡単に知りうる状況、また個人輸入で現地価格にて購入できる時代である。  また、多くの情報にアクセスでき、各製品に記載されている全成分をみれば製品の価値や価格の妥当性が分かるしっかりとした判断基準を持つ賢い消費者は、日本でも今後増え続けるであろう。  今までのように、日本の消費者のあまり知らない珍しいもので、価格が高いものイコール良いもの、と認知させる図式は通用しなくなってきた。   現状は、ビジネス規模が小さく小ロットでの買い付け、外注化により輸入販売コストが嵩んでいる企業なども、今後は高い品質とサービスを保ちながら企業努力から内外価格差を是正していくことが求められる。  また、オーガニック・自然化粧品は栽培や生産に手間とコストのかかる植物原料を使用、保存などもコストのかかる原料を使用するなど大量生産・大量流通の一般化学製品に比べて価格の高いものになってしまう現実はあるが、その特性に甘んじず高い品質は保ちながら多くの一般的な化粧品やトイレタリー製品と同等の家計に負担をかけない価格での提供といった企業努力も行っていかなければならない。   日々のマーケティング活動を行う中で、単なる現状仕入れコストへの自社利益のマークアップでの価格設定から、化粧品・トイレタリー製品としてのリーズナブルな価格での消費者への製品提供という企業努力を追及、消費者からの強い信頼と愛顧を勝ち取るブランドのみが生き残っていくであろう。つづく

2010/2/20|Categories: オーガニックコスメブランド|

オーガニック・自然化粧品を取り巻く市場環境② 日本市場に存在する問題点 1.薬事法への対応

(昨年のビオファ・オーガニックEXPOのガイドブックに寄稿した文章をここでもご紹介してみようと思います。)  ②日本市場に存在する問題点  1.薬事法への対応 海外製品が多いオーガニック・自然化粧品市場に存在する問題点の一つに、日本の薬事法・法令順守への対応といったことがあげられる。 オーガニック・自然化粧品はそもそも野菜ジュースのように通常腐る植物エキスを多用し、しかも防腐剤であるパラベンやフェノキシエタノールなどを配合しないというデリケートな製品が多いのが現状である。 その中で、本製品の生産時には配合していないが、原料の植物エキス抽出時に配合している保存料が本製品となった時少しずつ集まりキャリーオーバーとして一定量製品から検出されるといった例も起きている。 ...

2010/2/19|Categories: オーガニックコスメブランド|

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