年末に大阪で「贅沢野菜のバランスランチ」という美味しそう!な宅配ランチの事業をされているFさんにお会いしたとき伺った面白い話です。
http://www.cafesante.jp/
(大阪市内にお勤め・お住まいの方は是非!)
http://www.ippo-project.com/
Fさんは現在はソシアルアントレプレナーという立場ですが、以前に心理学も研究されていたそうです。
話の中で、マズローの欲求の6段階目に「自己超越への欲求」というのがあることを教えていただきました。
段階説については、労務管理やマーケティングを勉強されたことのある方はご存知と思います。
アブラハム・マズロー(1908年~1970年 A.H.Maslow アメリカの心理学者)が唱えた、人間の欲求は5段階のピラミッドのようになっていて、底辺から始まって1段階目の欲求が満たされると1段階上の欲求を志すというもの。
①「生理的欲求」・・・・・空気・水・食物・庇護・睡眠・性
②「安全への欲求」・・・・安全・安定・依存・保護・秩序への欲求
③「所属と愛の欲求」・・・家族の中に居場所があり自分が愛されること
④「承認欲求」・・・・・・自尊心・尊敬されることへの欲求
⑤「自己実現の欲求」・・・・・・自分がなりたいのもへの欲求
の5段階ですよね。
ここまでは知っていたのですが、彼が晩年に追加提唱したという最高次の欲求については知りませんでした。
「自己超越への欲求」・・・・・・自分を超えて、特定個人や人々を幸せにしたいという欲求。(マザーテレサやガンジーのような)
「自己超越への欲求」・・・・・・自分を超えて、特定個人や人々を幸せにしたいという欲求。(マザーテレサやガンジーのような)
なるほど・・・
財を成しすべてを手に入れた企業家等が財団などを設立し、社会貢献活動に邁進する感じでしょうか。
(財団に企業名や個人名がついているのは無我の境地ではないかな?)
大金持ちや有名人にならなくてもその境地におられる方もいらっしゃいますね。
究極の悟りの境地ということと思います。
そして、「自己超越」というものは、「真・善・美」の要素により構成されるとのことでした。
無我の境地に達してなお追求する「真・善・美」とは。
人の無意識領域において、心を揺り動かす、普遍的な感動を呼ぶ要素。
「真・善・美」か~
色々考えてみたら、普遍的に感動をあたえる芸術や、ビジネス、商品やサービスなどは、ある意味この要素を備えているのではないかなと思えます。
そしてこの要素を備えたものは、感動を与えることが出来るものとなりうる。
凡人の自分には無我の境地は程遠いですが、今後色々な活動に対して、この「真・善・美」を兼ねそろえているか確認しながら行ってみるアプローチも面白いなと思いました。