これは自身やメンバーにとってのライフワークであり、今後もこの社会活動とビジネスを融合する挑戦を続けていきたいと考えています。
しかし現状では、セルザチャレンジとしては個人や法人からの寄付および国や自治体からの助成金などは得ておらず、この活動では収入を得ていない出費だけの状態。自分自身はコンサルティングやブランド開発、講演などの仕事をして一家の生計を立てています。
独立後、数年にわたってビジネスと福祉の融合に挑戦していますが、施設などへのお手伝いは出来ているものの、社会的事業から利益を生み出し、収入を得るというところまでは到達できず、個人としては力不足でなかなか社会的活動で食っていくということは実現できていない状況です。
また、コストを最小限に抑えるとしても、これまで長年ビジネスの世界に身をおき、家族・所帯を持ってしまった状態から、一人だけ何とか生活していけるというような生活基盤を最小限にスケールダウンすることは現実的に難しく、現状利益の生み出せていない社会事業・ボランティア活動だけに傾注して生活していくことには課題が多くあります。
多くの施設や社会活動法人は事業収益の他に、多くを国や地方自治体からの助成金、障害者雇用による国からのサービス収入、財団や寄付などで職員の給与や活動費を生み出し事業運営を行っていますが、自分自身はいままで、事業そのものからの収入という形にこだわり「ビジネスと福祉の融合」を目指してきました。
しかし、最近気持ちが変わり始めています。
とにかく事業を立ち上げる、そのためには考えられる様々な手段を活用する。
国や自治体からの助成金や、法人や個人からの寄付金をいただくことも模索する。
活動資金がないからと小さくまとまってはいけないと。能力と情熱の限界まで努力が必要だと。
そして多くの方のお力を得て、目的を達成していく。
動いていかないと、セルザチャレンジの目指す「障がいのあるひとも地域に仕事があって、自立して生活していける未来」は生まれてきません。
福祉とビジネスの融合、社会事業の収益化、社会活動と食っていくことの両立、ビジネス関与案件と社会活動のさらなる連動、障がい者の作るものを売るお手伝いをしながら生活をしていくことの挑戦、というリアルな挑戦を具体的に始めてみようと思います。
福祉の現場にイノベーションを。
ハンディキャップやそれぞれの個性があっても、やりがいのある仕事が地域にあり、親や家族に頼らずとも生きていける未来を。
法人格や体裁よりも、任意団体として、身の丈で出来る社会活動としてビジネスのプロフェッショナルが、福祉施設の職員の方や障害のある方に「売れる」製品作りと、「売る」お手伝いという、実質の活動を重視してきたセルザチャレンジ。
今後は自ら活動資金を稼いでいく事業体にしていくことにしたいと思いました。
近いうちに法人化、新しく考え出した「福祉とビジネスの融合」を実現するビジネススキームを立ち上げていきます。
セルザチャレンジが挑戦してるのは、「障がいがあっても、それぞれの個性を活かせる仕事が地域にあり、親の死後でも自立して生活していけるような未来づくり」です。