第4回 日本セルプセンター研究大会にて、「障がい者の経済的自立を実現する仕事づくりへの視点と事業戦略」と題した講演を行います。
障がい者の仕事づくりに取り組んでいる方や、ご興味のある方はぜひご参加ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
第4回 日本セルプセンター研究大会
日時:6月13日・14日
場所:「中野サンプラザ」
主 催:特定非営利活動法人日本セルプンター
後 援:厚生労働省、東京都、東京都社会福祉協議会 、東京都セルプンター、全国社会福祉協議会、全国社会就労センター協議会、日本NPOセンター
日本セルプセンターとは
現在、日本には8,000を超える社会就労センター等が存在していて、これらの施設では障がい者の自立を支援するために、様々な事業に取り組んでいます。
大規模なクリーニング業・印刷業を行っている施設もあれば、企業の仕事を引き受けて部品加工や細かい手作業を得意としている施設もあります。また自主製品の製造を行っている施設もあります。
SELP(セルプ・Support of Employment, Living and Participation)とは、働く意欲がありながら、障害などの理由により一般の事業所に就職することが難しい人々のための就労の場のことです。自助自立を意味する英語「SELF HELP」からの造語であり、ハンデに負けず社会自立を果たそうとする人たちの決意がこの言葉には込められています。
日本セルプセンターは、経済活動を展開する施設が集い、近代化や共同事業によってSELPの精神をより積極的に行っていくことを目指した事業振興センターです。
「経済的自立を実現する仕事づくりへの視点と事業戦略」講演内容
1.働きたい意志のある障がい者を取り巻く環境
2.福祉事業所での仕事づくりの現状
(ア)一般企業との違い
(イ)福祉のプロフェッショナルによるビジネス
(ウ)職員のモチベーションとインセンティブ
(エ)事業の競争力
(オ)メンバーの働く力
3.福祉事業所は何を目標にするべきか
4.これからの福祉職員に求められるビジネス・マーケティングスキル
(ア)仕事づくり、事業開発のための事業戦略とは
(イ)「マネジメント」の著者ドラッカーの説く「顧客創造」、「マーケティング」と「イノベーション」
(ウ)自分の行うべき事業とは何か、自分たちのやるべき事業・仕事の見つけ方
(エ)自分のやるべきことは自分ではなく他人が決めるもの
(オ)マーケティング戦略に従った具現化の方法
5.マーケティングとは「売れる仕組みづくり」
(ア)作る・売る・伝える、すべてはつながっている
(イ)彼を知り己を知れば百戦危うからず
(ウ)誰がお客様なのか 共感者がお客様
(エ)弱みを強みに転じる生き残り方
(オ)絶対に負けない戦略とコンセプトの作り方
6.自らの個性を最大化するマーケティングミックス
(ア)製品
① 自分たちにしかできない個性のある製品
② 新しい企画の生み出し方
③ アイデアは組み合せと編集
④ その製品・サービスに魂はあるか
⑤ 商品をして語らしめよ
(イ)価格
① 製品企画開発は価格ありき
② 建値と掛け率、掛け率の相場
③ ドンピシャ価格を狙う
(ウ)チャネル(販路)
① 販路は最終ターゲットに届ける1つの手段
② 販売チャネルの種類と特徴
③ 販路拡大の具体的な方法
④ 福祉事業所のこれからの販路について
(エ)プロモーション
① お金をかけないでも宣伝はできる
② メディアは新しいニュースを欲している
③ その取り組みはニュースか、うわさになるプロモーション
④ どうやって宣伝するのか
⑤ プレスリリースを作りながら仕事を進める
⑥ 想いを伝えるためのPR、まずは身近な共感者から
7.事業を成功に導くには
(ア)机上の知識の先にあるもの
(イ)対価は感動、ビジネスは大義名分を
(ウ)情熱で協力者の心を動かし事業を成功させるパワーと運気をつくる
(エ)事業へのインパクトを常に考えているか
(オ)アウトプットするには、人に会い、書を読み、旅に出る
(カ)目標や夢を実現するには
8.仕事の選択肢を増やす新しい取り組みについて
9.今日からできること
(ア)いまからやってみましょう!
(イ)人とつながる
(ウ)人に知ってもらう
(エ)人に聞いてみる
(オ)もう一回やってみる
10. おわりに 未来は自分たちでつくる 情熱が未来をつくる