昨日は、よこはま成年後見つばさの須田さんに券をいただいた映画「奇跡のリンゴ」を見に行きました。
本のことは知っていましたが、今まで読んだことがなく。
試写会に行かれていた須田さんからは、今開発している口腔ケア製品「オーラルピース」事業に重ねて観たと伺ってましたが、
どんな話なのかなと楽しみでした。
楽しく、感動的で、とっても良いお話でした。このタイミングで見ることが出来て良かったです。
映画の中で心に残ったのは、主人公の木村さんが無農薬でのリンゴ栽培に何年も失敗し貧乏を極めた際に、親友から殴られ怒鳴られるシーン。
「子供たちのため、未来のためなど言っているが、ここまで貧しい思いをさせて、お前は自分のためにやっているだけではないか。」
まったく別のビジネス界に生きてきたが、障がい児を授かったことがきっかけで自分の使命と信じ、障がい者の仕事をつくり、障がい者やその家族を取り巻く問題をビジネスにより解決する事業を行う、という事を目指して独立して活動を始めた。
そうしているうちに本当に貧乏になってしまい、昔の様に旅行にも行けなくなり、ものもなくなって、引っ越しもして、申し訳ないと思っています。
全国の障がい者や未来のためなど言っているが、自分のためにやっているだけではないのか?
そうかもしれません。そうだと思います。
でも、いつか間違ってはいないことをリンゴみたいに証明したいです。
その事業は自分だけでなくきっと同じ悩みを持つ人を救うものとする。そして事業はたくさんの人に育てていただき、多くの人のためになるようにしていきたい。
それが特別な個性のある子どもを授かった自分の使命。生きる道。この生きる苦しみ、喜びの先にある自分の人生の本望です。
明日(6月10日)は、そんな障がい者の仕事づくりとビジネスの両立に10年間悩み、出した答えである新事業を発表する記者会見です。
映画ではリンゴは10年かかって奇蹟になったけど、たとえうまく行かなくても信念を持ってうまく行くまで何年も諦めずにやり続ければきっとうまく行く、ということを教えられました。
何年かかっても、いつか花が咲き、実がなって、事業がうまく行き、これに取り組む仲間の皆様が胸を張れるように。お世話になっている皆様に恩返しができるように。
迷惑をかけている家族にも報いられるように。
どのように生きたら良いか悩む人のために、同じ悩みを持つ障がい者を家族に持つ人のために、仕事がしたいと思う障がいのある人のために、それを支援しようとする仲間のために、家族のために、そして自分のために。
明日は、全身全霊でプレゼンテーションできるようにします。
記者会見の模様は、14日にTVKの21時30分からのニュースで放映される予定ですので、神奈川県に住んでいる人はぜひ見てみてください。
ホームページも明日にはオープン予定です。
よろしくおねがいします。