結構最近は精神面やテクニックの話が多かったので、モノが売れるための基本の基本の考え方について書いてみようと思います。
 
   

「マーケティング」って言葉を使うと、
「横文字で言葉はかっこいいけどなんか難しいよね~」とか「特殊なテクニック?」とか「調査とか販売のこと?」とか「本当に良い物を伝えていくのにそんなものは必要ないと思っているんだよね」いう感じでよく分からなかったり、拒否反応を示す方もいます。
実際自分も「マーケティング」って特殊なビジネススキルと昔は思っていました。
  
  
逆にウンチクに熟知していて言葉に酔っていても、日々の商売にそんな横文字と理屈はいらないんだよね~、今すぐサクッと電話したほうがいいんじゃないの?、という場合もあり。
   
     
   
よく分かる人もなんかよく分からない人も、ちょっと基本に立ち返ってもらって、実際に商売をやられている方向けに、誰にでも分かる「簡単マーケティング講座」を全4回で書いてみようと思います。
  
 
小難しい話は抜きにして、実際の商売に必要な基本的な考え方だけ!超シンプルに。
 
 
  
さてさて先ず「マーケティング」とは、ここでは要するに「モノやサービスが売れる仕組みづくり」としておきます。
(細かい概念ははっきりいってどうでも良し。)
 
 
  
ただ単に調べたり、売ったり、広告したり、商品開発したりする個別の行為ではなくて、モノやサービスが売れていくすべての仕組みを作るということと理解ください。
  
    
 
ジャナニヤリャイイノ?  
  
  
  
ズバリ!
 
  
5つのことをやれば大きく外しません。

 
色々ありますが、結果を出すにはこれくらいで充分と経験から思います。
 
 
 
モノやサービスが売れる仕組みづくりには、普通の商売の場合以下の5つのプロセスで考えます。
 

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①外部環境を調べる(世間や相手を知る)
・・・最近の世の中はどうよ?、地域や年齢別の人口とかってどうなの?、景気は良いの悪いの?、物価ってどうよ?、自分たちの商売敵の調子はどう?、流行ってどうよ?などなど・・・
    

②内部環境を調べる(己を知る)
・・・自分たちの得意な事って何?、やって勝てそうなのって何?、今やってることって何?、お金や資産はあるの?、今後どうしたいよ?、協力者はいるの?などなど・・・
   

③SWOT(スウォット)分析:強み・弱み・チャンス・ピンチの分析
・・・S(ストレングス:強み)、W(ウィークネス:弱み)、O(オポチュニティ:機会)、T(スリート:脅威)の分析。
ちょっと横文字だけど、上記の内部・外部の状況をこれらの軸でまとめると分かりやすいってこと。
 
全体的に見てみて、このチャンスがある中で自分たちの強いところって何よ?、逆に弱いところって何?、こんな敵の攻撃や状況の悪化のピンチがありそうだけどどうするよ?これやったら総合的に見て自分達うまくいきそうじゃない?などなど・・・
  

④事業領域・コンセプトの策定(やることを決める)
・・・ターゲット(お客さん)ニーズ(こうなったらいいのにな)独自能力(自分しか出来ないこと)の切り口で組み立てると外さない。
 
じゃ、そんな中で自分たちにとってちょうどいい商売相手となるターゲット(お客さん)を選んで、その人達の抱えるニーズ(こうなったらいいのにな)に、自分たちしか出来ない独自能力(自分たちしか絶対出来ない何か)を提供することにしたらうまく行くよね。
  

⑤マーケティングミックス・4Pの策定
・・・4Pってプロダクト(製品・サービス)、プライス(価格)、プレイス(場所・売り場・流通)、プロモーション(広告・パブリシティ・販促等)のこと。昔アメリカのマッカーシーという学者が考えた分かりやすい古典的まとめ方。
 
じゃ、そのターゲット(お客さん)とする人達のニーズ(こうなったらいいのにな)を満たしてあげるには、自分たちにしか出来ない、
どんな製品・サービスにして、また価格で、どんな場所や売り場に置いて、どういうふうにどんな雑誌や新聞やインターネットや売り場で伝えていけば喜ばれるてうまくいくか考えよう。
 
  

以上です。

これを念頭においてやっているのといないとでは、雲泥の差で売れ方が変わってきます。

最初から考えてもよし、製品や価格が出来上がっているものなら途中から考えてやり方を改善してもよし。
 
 
 
重要なのは、
「思いつき、思い込みではなく、思いやり」

 
自分の思いつきや思い込み、思い上がりを押し付けてもダメ、相手がどうしたら喜んでもらえるのか、現場に100回行って、とことん考えて考えて考え抜いて、解決してあげること。
  
  
自分の信じているその製品やサービスは、お客さんに対して他のものでは絶対出来ない、自分しか出来ないものとして客観的根拠に基づいて本当に喜ばれるのか。
  

自問自答を繰り返し、出た結果をフィードバックして改善していく。
 
 
 
これが売れる仕組みづくりの基本的なフレームワークです。

ピタリはまると、面白いように売れていくようになります。

これは何にでも当てはまりますから、ご自身の身の回りのことでも考えてみましょう!
 
 
 
芸術活動でも、自分のあり方でも、友人との付き合いも、ブログを書いている人も、デザインしてる人も、作曲してる人も、雑誌作ってる人も、本を書いている人も、新しい何かを考えている人も、サービス業の人も、お役所の人も、イベントを開催している人も、ものを仕入れて売っている人も、人にものを教える人も、就職活動している人も、ロックしている人にも役立つと思います。

次回以降、このプロセスにおけるポイントを紹介していこうと思います。

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