雪の混じる本日、10月7日(水)~9日(金)まで行われるBiofach Japan・オーガニックEXPO2009の記者発表会が麹町の弘済会館菊の間で開催され、多くの新聞社、雑誌社、政府機関、大使館の方々に来場いただきました。
今年のBiofach Japan・オーガニックEXPO2009のポイントは、大きく2点となります。
1つは、プロのバイヤーをターゲットにしたビジネス主体のトレードショーへのシフト、2点目はさらに新しい業態のバイヤーの招致拡大です。
ビオファは本国ドイツや他の国では、プロのバイヤーを対象とした仕入れ・交易の場としてのトレードショーですが、見本市事情の特殊な日本では、様々な出展者ニーズへの対応や来場者数増加などの課題を解決するため、ビジネス主体のトレードショーと、消費者向けのフェアといった要素の両方を充たそうと近年進めてきました。
しかし両方を求めた結果、来場者ターゲットが特定できず誰のための展示会かはっきりしなくなり、ビジネス主体の展示会を求める出展者の方からはプロ限定にして欲しい、一方多くの消費者の方との接点を求めている出展者の方からは来場者数が少なくもっと増やして欲しい、広くマスに宣伝して来場促進をして欲しい、というリクエストが多く寄せられてきました。
毎年、食品や化粧品・雑貨などオーガニック・ナチュラル関連製品を取り扱っておられる多くの小売業・卸売業のバイヤーさん、また記者やライターさんなどプレス関係者の方には実際多くの方に足を運んでいただいており、その数は1万人以上になります。
日本の流通の特徴として、特に現状オーガニック・ナチュラル関連製品を販売している流通業は、チェーン店が多く集中購買型の仕入れが多いので、何十店・何百店の店舗があっても本部担当バイヤーさんの数は数名で、この数が2倍・3倍にはなりにくく、来場者数のさらなる増加というリクエストには頭を悩ませていました。
そのジレンマの中で至った結論は今回の、原点に返ってプロのバイヤーをメインターゲットとし、新しい流通パートナーとの商取引を求める出展者の方のニーズを充たすビジネス主体のトレードショーへというコンセプトへのシフト、もう1つは今までに来場の少なかった業態等のバイヤーさん他の招致による来場者数の増加という方向性です。
そして質を高め、魅力的なトレードショーにするために、様々なソフト・ハード面のサービスを充実させていくことを計画しております。
ビジネスミーティングが出来る商談スペースの充実、業界情報がわかる情報コーナーの設置、会場内プレゼンテーションスペースの設置と出展各社によるプレゼンテーション・実演、取り扱いの参考となるワインおよびナチュラル・オーガニックコスメを一同に集めたテスティングコーナーの設置、会場での新製品等の先行製品販売、マッチメイキング、輸入相談ブースの設置、魅力的な商談ブースとするための出展者へのアドバイス・コンサルティングサービス等。
新たなバイヤーさんの招致という点では、全国の小規模ネット通販業やギフトショップ、飲食店、サロンなど多様な業態から来ていただき、差別化できる製品の探索と、オーガニック・ナチュラル関連製品のビジネスチャンスの創出をお願いできればと考えております。
またバイヤーさんではなくてもショップスタッフの方や製品販売にかかわる方、実際にバイヤー職等でなくても意識・興味の高いイノヴェーティブな一般の方にも、来場してためになるようなコンテンツ企画も考えてまいります。
ぜひ多くのオーガニック・ナチュラル食品、飲料、サプリメント、化粧品、雑貨、オーガニックコットンなどを扱っておられる会社の方に出展していただければと存じます。
以前ブランドを立ち上げた2005年にビオファ・ニュルンベルグに出展させていただき、そして3年前の独立時から事務局のプロモーション・ストラテジー関係のお手伝いをさせていただいていますこのBiofach Japan・オーガニックEXPOですが、今年は大きな転換期を迎えています。
さらに魅力的な展示会を目指して、また日本市場におけるオーガニック・ナチュラル関連製品市場を牽引する専門展示会の代表として、Biofach Japan・オーガニックEXPOは変化していきます。
Biofach Japan・オーガニックEXPOホームページ
http://www.biofach.jp/index.php